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スクールレポート

となみ野XCプロジェクトレポート(長野県 砺波市

2014.11.01

10/18~19に、となみ野XCプロジェクトに参加しました。空ともからの参加者は、S水くん、H姐さん、Y井です。

朝9時に富山県南砺市にあるとなみ野パラグライダースクールに集合します。城端SAに時間に余裕を持って到着したので、ここでゆっくり朝食を摂りハミガキも済ませて、集合場所に向かいます。車を走らせていると、すぐに到着するはずなのになかなか着きません。どうやら降りるべきICを通り過ぎてしまったようです。一つ先のICから戻って、結局初めてのイベント参加にもかかわらず数分遅刻してしまいました。幸先は最悪です。

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趣のあるスクールの建屋に入ったら、まさにブリーフィングが始まろうとしていました。エリア特徴、気象、野外ランディングの方法や注意点、上空からランディング可能な場所の見分け方など説明を真剣に聞きます。

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説明が終わると順次テイクオフへ上がります。横に3機同時に広げられる広くてキレイなテイクオフです。午後からのエリアということで飛び始めたのは12時過ぎ。大人数だし高性能機の中で飛ぶと僕の場合遅くて邪魔になるのではと尻込みしていたので、最後から5番目くらいにテイクオフしました。みるみる高度が落ちていきます。前山で粘りますがどんどん高度が落ちていくので、早々に諦めてランディングし、僅か20分にも満たないフライトになってしまいました。

富山まで来てすっ飛びかと情けなさを感じながらも、諦めずにリフライトの車に乗り込んで、再度テイクオフ。前山は全く上がりそうもなかったので、今度は北側へ行ってみます。辺りを探ると小さな山の頂上辺りから弱いながらもサーマルが出ています。少しずつ高度を上げ、裏の山に着けた頃には、イントラ引率グループは遥か先に行ってしまっており、周りには2~3機しか見えません。稜線までは届いたし、下がったらメインランに向かえばいいやとの気持ちで、一人で北のゴール方向に向かう決断をしました。
山に沿って進んでサーマルヒットしたら、そこで上がるところまで上げ直すを繰り返してどんどん進みます。テイクオフは990mで、一番上がるところでも1300mくらいです。第一高圧、第二高圧、ボールの谷、反射板まで到達し荒れたサーマルで上げ直した時点で1050m、ここではこれ以上は上がらないようです。ここから北は井波の町、平地です。もうメインラン見えないし、後方は誰も飛んでおらず、前を走っていた青いグライダーも殆ど見えないほど遠くへ行ってしまいました。どうしようか迷いましたが、どうせここまで来たし誰も助けてくれないので、腹をくくって町の方へ進みます。

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空はブルーで目印の雲は全くなく、サーマルも感じません。進みも悪く、どんどん高度が下がります。住宅密集地の入り口まで来ましたが高度は対地600m、ついに前のグライダーも見えなくなってしました。
急に不安になり、メインラン方向に折り返します。フォロー気味で伸びることを期待したのですが35km/hくらいしか出ておらずほぼサイドの風。メインラン方向は太陽正面で逆光で見えないので山との位置関係でここら辺かなという方向にどんどん進みます。進んでいる間も降りた時に説明がし易そうな場所を必死で探します。
そうしているうちに対地100m程になってしまったので、いよいよ諦めて降ろすかと思った時、無線が入りました。「ランディングに戻っている黄色のグライダー、届かないから安全な場所に降ろすように、降ろしたら道に出ているように。」ランディングから見えているということは、僕の飛んでいる場所もどの辺りか分かってもらえているであろうとの安心感から、すぐに降ろしました。
降ろして道に出たら目の前にバス停があったので、バス停の名前を無線連絡、無事に回収をしていただきました。

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夜は風呂と翌日の買い出しをし、お寿司などをつまみながらの懇親会の後、大部屋で寝袋で就寝しました。

二日目の朝は7:30から朝食を食べ、ご飯の残りで塩むすびを作ってお昼ご飯の足しにします。9:00にミーティング、一日目は渋々のコンディションのなか10名ほどの方がゴールできたようです。実力の差を感じます。二日目は期待できるコンディションということで、一日目より長いタスクが組まれました。

テイクオフに上がるとハッキリとした逆転層が見えます。ダミーの方達を見てもなかなか逆転層をブレイクできないようです。そんな中、果敢にテイクオフしていく人たちも昨日と異なり降りていきます。

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僕は1時くらいにテイクオフし、前山でガーグルしながら粘ります。稜線にトライして成功する人、失敗してガーグルに戻る人を見ながら、 だいたい成功のイメージができてきました。失敗するとかなり高度を失ってしまい、ガーグルに戻ったとしても上げなおすのに苦労しそうです。タイミングを十分見極めて、高度が一瞬上がったタイミングで裏の稜線にトライ、なんとか尾根上に辿り着きます。ここまでで50分かかりました。

そこからは昨日と同じルートなのですが昨日より渋い。稜線上を上げきるのを待つといつまでたっても動けないので、キープ出来なかったらランディングすると割り切ってどんどん進みます。稜線上のキープはできないながらも前面をなんとか高度維持しつつ北へ移動。何度か高度が落ちた時も次のサーマルが来ることを信じてリッジソアリングの要領で粘ります。するとボールの谷の手前で良いサーマルヒットし一気に稜線上に。ここからは余裕を持って進むことができ、しかもイントラ引率グループに追いつきました。その後はグループで行動、1日目と同じ反射板1050mで平野部に進みます。しかし急に向かい風が強くなり滑空比5台に。グランドの弱いサーマルで上げようとしますが、十分なリフトがなく高度がみるみる下がります。下には高高度からは見えなかった低い高圧鉄塔や電柱が多く、注意が必要です。下ろせる場所を探していると、田圃に2機降りているのが見え、その横では野焼きで風向きが一目瞭然。迷わずここに下すことを決めました。テイクオフから13kmでしたが充実したフライトになりました。

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今回参加したXCプロジェクトは、フライト計画、気象や飛び方のレクチャーがあったり安全管理がなされていたりで、クロスカントリーを行う場合にしなければならないことのかなりの部分を整えて頂いたものでした。とはいえ、管理されたフライトエリアでは気にしなくて良いことも気にしたりして、今までは味わうことのなかった緊張感で飛ぶことができました。今回の経験で、クロスカントリーではどんなことを考え準備すれば良いかはある程度分かったような気がしています。なにより、クロスカントリーが楽しいということがよくわかりました。さらにいろいろなエリアで飛んで、知識や経験を増していきたいと思っています。

レポートby Y井

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